じめに

日本の代表的な調味料と言えば、塩・醤油・味噌・味醂・酢・日本酒、そして砂糖でしょう。

この砂糖・塩を除いた全ての調味料は『麹』の力を利用して造られています。

発酵の里として有名な神崎町とその周辺地域で、この「和食」の原点である『麹』の世界を体験してみましょう。

崎町について

神崎町は千葉県で最も人口の少ない町(令和3年12月1日現在:5,816人)で現在は、千葉県の北東部、利根川を挟んで茨城県と接する位置にあり、利根川沿いの平坦で肥沃な土壌を活かした稲作などの農業が基幹産業となっております。

そしてこの神崎町は発酵の里として古くから発酵文化が栄えた街でした。

神崎に人が住んでいた歴史は古く、当地にある「西の城貝塚」は約9,000年前のものと言われています。

貝塚の近くには神崎城が築城されており、古代より集落があったものと思われ、「麹」を使った豊かな食文化が当地において育まれていったと思われます。

また、1,300年以上前の創建と言われている「神崎神社」があることから、太古より飲用だけでなく神々や天皇に捧げるために造られた神崎町の日本酒の歴史は、千葉県内でも最も古い時代からのようです。

歴史のある神崎が、最も栄えたのは利根川の水運が盛んだった江戸時代から明治時代。米や大豆などの豊かな農産物と良質な水を元に、大消費地江戸へ向けた日持ちのする発酵食品が盛んに造られるようになりました。

最盛期は半径500mの狭小な地に7件もの酒蔵が軒を並べ、味噌、醤油等の醸造業も発達し、多くの店が河岸周辺の街道に軒を連ねて賑わっておりました。

現在の酒蔵や醤油蔵はその時代から受け継がれています。

の動画

和食の原点「麹を学ぶ」1泊2日編

和食の原点「麹を学ぶ」日帰り編

を使用した料理のレシピ

とは?

素晴らしい「麹」の世界を学ぶために